労働者の生活を顧みないブラック企業は許しません。サービス残業させられる、有給休暇がとれない、パワハラされるなどに対抗しましょう。私たちは、新潟の労働組合「にいがた青年ユニオン」です。 もし記事がしばらく更新されていないなら、新潟にブラック企業を見つけていないしるしです。あなたが見つけたら、私たちに教えてください。 にいがた青年ユニオンとしての考え方、労働相談や生活相談などは、ブログ「ゆにぶろ」で紹介します。

2015年8月3日月曜日

「奨学金を返すのに自衛隊へ入れ」という国はブラックだし高校生がデモで声を上げるのも当たり前



安倍政権が命運をかけて提出した戦争法案に対して、高校生の呼びかけたデモが8月2日、渋谷で行われました。

「憲法守れ」「集団的自衛権は要らない」・・・若い声が高らかにシュプレヒコールをあげる。そこにいるのは学校の制服を着た少年少女だった。
彼らは、いま現在は高校生だ。だが、安保法制成立後の将来、兵隊になっているかもしれない。
BLOGOS【安保法制】高校生デモ「僕たちが戦争に行かなきゃならなくなる」2015年8月2日

主張は非常にストレートです。
都内の高校2年生(男子)はストレートに危機感を表した。「(安保法案が)通っちゃうと僕たちが戦争に行かなきゃならなくなる。徴兵制は絶対ダメ」と。


安倍政権は、徴兵制の実現を必死にもみ消そうとしています。
しかし、経済的徴兵制はすでに始まっています。

彼女の友人には経済的な事情から「自衛隊員になりたい」と志望している女子生徒もいるという。

このように経済的な理由で自衛隊に就職したいという人もいますし、これまでホームレスになった人の中にも、自衛隊に入ったことのある人がいました。

「奨学金の返済延滞者は防衛省(自衛隊)のインターンシップをやってもらえば・・・」。文科省の有識者会議で日本学生支援機構の運営評議員が発言していた。

「若者を自衛隊に入れて、しゃきっとさせればいいんだよ」と飲み屋の与太話ならば聞き流しますが、そうではありません。
お金のない人は、自衛隊に行けという発言です。
そして、その自衛隊は、日本防衛とは無関係の戦争に行かされます。

「戦場ではない」とされたイラクに派遣された自衛官でさえ、死と直面する恐怖を味わっています。
日本に戻ってきては、自殺した人も多数です。
今度の戦争法案が通れば、戦場となる場所への派遣です。
ただアメリカにお金を出し、ただアメリカに武器弾薬を貢ぎ、ただアメリカに日本人の命を捧げるだけ。

保守のくせに、何を守りたいのでしょうね。

こんなブラックな国は、間違っています。
高校生だけでなく、大人もどんどん声を出して、ブラック政権を早く追い出しませんか。